マイレージサービスの始まり
航空会社のマイレージサービスは、1980年代にアメリカで始まりました。アメリカン航空が自社の飛行機に搭乗した会員に提供したAAdvantage(アドバンテージ)が世界最初のマイレージプログラムです。当時のアメリカン航空の社員で、百貨店の店員の経験者が発案したもの。ポイントを貯めると航空券やファーストクラスへのアップグレード券と交換できるものでした。1981年5月1日に正式に発表されています。その後、ユナイテッド航空が対抗してマイレージ・プラスを発表し、各社が導入しました。
日本の航空会社のマイレージサービス
日本の航空会社についてはどうでしょうか。ANAは1993年に国際線のみのマイレージサービス「Program A」としてスタートしました。1997年には「ANAマイレージクラブ(AMC)」を発足させ、1999年にはスターアライアンスに加盟しています。一方、JALは1983年に米州のみですが「JAL MILEAGE BANK USA」としてマイレージサービスを開始しました。日本でも1993年に国際線のみのマイレージサービス「JALスカイプラス」を開始し、1997年には国内線でもマイレージの積算を開始しました。また、2003年にはJASとの統合でマイレージプログラムを統合し、2007年には One Worldに加盟しています。